若者力大賞

本表彰制度は、自由な発想力とチャレンジ精神をもって、様々な社会的活動に従事するユースリーダー(次世代リーダー)とそのようなユースリーダーの育成や支援に努力する個人・団体を発掘し、表彰することを通じて、これからの日本の若者を育成する意義を広く社会に啓発することを目的とした公益事業です。本協会の40周年を記念して2009年に制定されました。

「若者力」とは

われわれ協会は、若者が自由な発想力とチャレンジ精神をもって、社会をよりよくするために自ら果敢に行動を起こし、同世代に夢と希望と勇気を与え、広く人々の行動に刺激と啓発を与えていく活力を「若者力」と捉えています。

各賞について

①「若者力大賞」:1名

次項のユースリーダー賞受賞候補者のうちとくに注目すべき方

 

②「ユースリーダー賞」:1~2名

若者ならではの自由な発想力、チャレンジ精神、使命感を持って社会的活動に取り組んでいる20代、30代の次世代リーダー

 

③「ユースリーダー支援賞(個人)」:1名

若者の持つ優れた才能を見出し、守り、伸ばすことで次世代の社会的リーダーを育成している優れた指導者

 

④「ユースリーダー支援賞(団体)」:1団体

若者の持つ優れた才能を見出し、守り、伸ばすことで次世代の社会的リーダーを育成している優れた団体

審査方法及び選考基準

自薦他薦による応募の中から、協会に設置された選考委員会と外部有識者を中心とする審査委員会によって選考されます。

選考基準として

  • 「社会的影響・波及性」
  • 「将来性」「行動力」
  • 「陰徳の精神」
  • 「ユニーク性」

などの項目が設定され、客観的かつ厳格に審査されます。

審査委員(敬称略)

・永野  毅 東京海上ホールディングス株式会社会長・当協会会長

・中村 公一 山九株式会社会長・当協会副会長

・山中 祥弘 学校法人メイ・ウシヤマ学園理事長

・橋本久美子 橋本龍太郎元首相令夫人

・高桑 早生 パラアスリート・第7回若者力大賞ユースリーダー賞受賞者

これまでの受賞者(敬称略、所属等は受賞当時)

若者力大賞

第1回

 

MISIA(アーティスト) 歌手活動の傍ら、アフリカの教育支援ボランティアに積極的に取り組み多くの若者に影響を与えている
田中将大(プロ野球選手) 野球教室などを通じて、子どもたちに夢と感動を与えている
第2回  栗城史多(アルピニスト) エベレスト登山の挑戦を通じて、多くの若者に夢と感動を与えている
山口もえ(タレント) タレント活動の傍ら、障害児のアート活動を積極的に支援し子どもたちの笑顔を応援している
第3回 村田修一(プロ野球選手) 自身の経験から未熟児集中治療室NICUへの支援・普及活動に地道に取り組んでいる
第4回 平原綾香(歌手) 新潟中越沖地震から東日本大震災に至るまで、歌を通じたボランティア活動に継続的に取り組んでいる
第5回 宇佐美吉啓(パフォーマー) ダンスを通じて世界中を旅して学校を建設するなど多くの子供達に夢と勇気を与えている
第6回 道端ジェシカ(モデル) モデル活動の傍ら、多くの海外難民キャンプを訪れ発信し続けている
第7回 倉木麻衣(歌手) 音楽活動と並行して、東日本大震災の復興支援チャリティー活動やカンボジアの子どもたちに音楽教育の機会を提供している
第8回 ジギャン・クマル・タパ(団体職員) ネパールと日本の架け橋となって子供たちの交流を図る「たまごプロジェクト」を立ち上げ、子供たちの成長を支援している
第9回 サヘル・ローズ(女優・モデル) 児童養護に取り組み、施設養護から家庭養護への社会的受け入れを呼びかけている
第10回 秋本可愛(株式会社代表)

「介護から人の可能性に挑む」をミッションに、若い世代の介護リーダーを

増やすためにコミュニティを立ち上げている

第11回 高濱宏至(NPO法人代表) アジアやアフリカなど、途上国の貧しい地域にパソコンとソーラーパネルを送り、現地の教育支援活動をおこなっている
第12回 古井康介(株式会社代表) 政治を一歩先のインターネット社会に連れていき、若者に身近なものにしている
第13回 福澤知浩(株式会社代表) 「空飛ぶクルマ」で100年に一度のモビリティ革命を目指すベンチャー会社を率いている
第14回 一般社団法人異言語Lab.(代表理事 菊永ふみ) 視覚言語と音声言語の「異なる」を楽しむ世界を創る
  
 

ユースリーダー賞

 

第4回  福島千里(陸上選手) トレーニングの傍ら、小中学生を対象とする陸上教室を開催。実技だけでなく規律、チームワークの大切さを伝えている
向田麻衣(NPO法人代表) ネパールにおいて、化粧を通じた女性自立支援活動を展開している
蛭間芳樹(会社員) 会社勤めの傍ら、防災・危機管理・ホームレス問題等、日本社会が抱える諸問題に広く取り組んでいる
第5回 税所篤快(大学生) 教育機会の少ない貧困地域の子供達にDVD授業を通じて大学進学を支援している
玉城ちはる(シンガーソングライター) 音楽活動と並行してアジアからの留学生のホストマザーを10年続けている
第6回 阿部真奈(大学生) 東日本大震災後にラジオ局でアナウンサーを務め、被災者に元気を与えている
慎泰俊(NPO法人代表) 投資銀行に勤務する傍ら貧困・教育格差の解決に取り組んでいる
第7回 高桑早生(陸上選手) 義足でパラリンピックに日本代表として出場し、子供達に夢を与える講演活動を続けている
松中権(NPO法人代表) LGBT当事者が生きやすい社会づくりに取り組んでいる

第8回

織田友理子・洋一(NPO法人代表) 自ら遠位型ミオパチーの難病と闘いながら患者会を立ち上げ、難病指定の認定などに夫と二人三脚で取り組んでいる
花柳琴臣(日本舞踊家) 日本舞踊を通して子供たちに礼儀作法を学ばせ、海外の踊りとのコラボレーションなどで日本伝統文化の普及に取り組んでいる

第9回

堀江敦子(株式会社代表) 仕事と子育ての両立を体験させる「ワーク&ライフ・インターン事業」を展開し、大学生のうちから考えることで将来のキャリア形成に役立たせている
矢田明子(株式会社代表) 患者治療に携わるだけでなく、日常的な健康相談、街中での見守りなどを務めるコミュニティナースの体制を各地に広げ、育成している
第10回  阿部恭子(NPO法人代表) 日本で初めて、犯罪加害者家族の支援活動に取り組んでいる
市来広一郎(NPO法人代表)  就職先企業を退社して生まれ故郷の熱海に戻り、街の再生に取り組んでいる 
グリズデイル・バリージョシュア(団体職員) カナダから日本に。外国人向けの日本のバリアフリー情報サイトを立ち上げている
第11回  石井綾華(NPO法人代表) 若者の自殺予防やメンタルヘルス問題の解決のため、悩んでいる人の身近でサポートをする「ゲートキーパー」の養成に取り組んでいる
野村真之介(漫才コンビ「オシエルズ」) 「人を傷つけない笑い」を追求し、教員を務める傍ら、いじめをなくすためのワークショップを学校で実施している
矢島(漫才コンビ「オシエルズ」)
第12回 山崎聡一郎(教育研究家)

法教育を広めることで複雑ないじめの問題の解決を目指している

鶴田七瀬(一般社団法人代表)

日本の性の課題に性教育を通じて取り組んでいる

第13回 垣内俊哉(株式会社代表)

バリア(障害)はバリュー(価値)に変えられるという信念で株式会社を経営している

山本昌子(ボランティア団体代表)

児童養護施設出身者に成人式の晴着撮影を通じて「生まれてきて良かった」と感じて欲しい

第14回 宇井吉美(株式会社代表) 介護の「わからない」を減らし、介護がしたくなる社会を実現する
浅川純(株式会社代表) 水を推進剤としたエンジンで小型衛星を自由に移動させる
川口加奈(認定NPO法人理事長) 14歳からホームレスを支援し再出発に寄り添っている

 

 

ユースリーダー支援賞・個人部門

第1回

横山幸雄(ピアニスト) 子ども向けコンサートの開催などを通じて、青少年の情操教育に貢献している
廣田和子(教育者) 若者の留学を永年支援し、多くの若者の夢実現に貢献してきた
第2回  橋本昌彦(シンガーソングライター) 「若いお母さんのためのラブソング」など若い世代に向けた応援歌を多数歌う
家本賢太郎(経営者) ダイバーシティの推進等を通じて、国籍を超えて若いリーダー育成に精力的に取り組む
第3回 日向ひまわり(講談師) 講談を取り入れた小学校での歴史授業ボランティアに精力的に取り組む
第4回 安岡定子(塾講師) 「子ども論語塾」を通じた道徳教育活動に取り組む
第5回 該当者なし  
第6回 岡本正(弁護士) 被災地での弁護士への無料相談4万件以上を可視化して法制度の改善に貢献

第7回

池本修悟(社団法人代表) 様々なNPOや社会活動に取り組む人々を組織化して支援している
原田謙介(NPO法人代表) 若者が政治に興味を持ち積極的に参加する活動に取り組む
第8回 藤沢烈(社団法人代表) 震災後の復興支援に官民をあげて取り組む
第9回 小杉周水(音楽家) 育児と音楽を組み合わせた「育音」を始め、自ら障がい者施設などを訪問し、子どもたちに夢と、保護者に希望を与えている
第10回 加藤篤(NPO法人代表) 建築設計に携わる中でトイレに対する人々の認識の低さに気づき、トイレからの社会改善活動に取り組む
第11回 横山太郎(医師) がん患者が自信を持って意思決定できる社会を目指し、診療の傍ら、中高生向けに「10年後の超高齢化社会を考える」体験型講座を開催している
第12回

白石祥和(NPO法人代表)

不登校や引きこもりの青少年が学びそして働ける場所を提供している 

第13回

羽村太雅(科学館館長)

科学コミュニケーション活動により、大人にも子どもにも世界観の革新を促している

第14回

池上京(株式会社代表)

実践的な次世代リーダー教育でイノベーションを生む人を育てる

  
 

ユースリーダー支援賞・団体部門

第1回  (財)日本サッカー協会「JFAこころのプロジェクト」 プロサッカー選手などアスリートによる「夢の教室」主催。多くの青少年に夢と感動を与えている
日本ガーディアンエンジェルス 防犯パトロールなど青少年の健全な育成に寄与している
第2回 該当なし  
第3回  NPO法人かものはしプロジェクト カンボジアでの児童買春防止活動に大きな成果。活動を通じて日本の若者にも良い影響を与えている
アクセンチュア㈱CC推進室 若年層のためのCSR活動に全社をあげて取り組んでいる
第4回  NPO法人ブリッジフォースマイル 児童養護施設を退出した若者の自立支援を支援
NPO法人スターパワー 社会貢献をしたいアスリートと地域や子どもたちとのコーディネートに大きな成果をあげている
第5回 チャリティーサンタ ボランティアサンタがチャリティー活動を行う取り組みで世界中の子供を支援
まちの保育園 地域全体で子供たちを育てる仕組みを取り入れた保育園を運営
第6回 大嶽部屋 イスラム教のエジプト出身力士・大砂嵐を関取に育て上げた相撲部屋
第7回 STUDY FOR TWO 大学の教科書をリサイクル販売した収益を発展途上国の教育に寄付する
第8回 NPO法人ACE 途上国の貧困による児童労働の問題解決に取り組む
第9回 ㈱リバネス 「科学技術の発展と地球貢献を実現する」という理念のもと、小中学校への出前実験教室などを実践し、ベンチャー育成にも力を注いでいる
第10回 こころみ学園 足利市の特殊学校の生徒たちとのブドウ畑の開墾が始まり。知的障がい者とともにワイン造りに取り組んでいる
第11回 NPO法人アジア人文文化交流促進協会 日本に住む外国人が抱える医療・育児・暮らしなどの相談や、留学生就職支援活動などに取り組んでいる
第12回 いちほの会

一時保護所を子どもたちが安心できる場所にと関係者が集い改善を目指している

第13回 NPO法人 Peace Culture Village

広島、原爆ドーム周辺で「平和」を次世代につなげている

  
 

実行委員会特別賞

第12回  中川花乃(高校生、支援団体代表) ガン患者のいる家庭の子どもたちの心の支援をしようと活動している
第13回 NPO GlocaLand 離島やへき地の医療格差に真正面から挑んでいる