2026年2月13日(金)に東京・六本木ヒルズ「ハリウッドホール」にて表彰式を開催予定の「第17回若者力大賞」の受賞者の方々を紹介します。
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第17回若者力大賞表彰式 テーマ「声なき声を、社会の力に」 |
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| 日 時 | 2026年(令和8年)2月13日(金)表彰式 18:00~19:30、懇親会 19:45~21:00 |
| 会 場 | 六本木ヒルズ、ハリウッドプラザ5階 「ハリウッドホール」 |
| 参加費 | 無料 |
| 主 催 | 公益財団法人日本ユースリーダー協会 |
| 協 力 | 学校法人メイ・ウシヤマ学園 ハリウッド大学院大学 |
たなか やすまさ
田中 康雅
株式会社パパゲーノ 代表取締役
1995年生まれ
「AIを活用して精神障害のある方の就労を支援する」
活動内容
・障害のある方の就労を支援する就労継続支援B型事業所で、パソコンで仕事が出来るところが7.5%しかないことに疑問を持ち、IT分野の仕事に特化したB型事業所を2023年9月に開設。現在までに3か所に増やしている。AIを活用して精神障害のある方の対人不安や何度も確認するなどの特性をカバーしてAIが質問に回答するなど仕事がしやすい環境を提供している。
・さらに「AI支援さん」というアプリを開発した。このアプリは事業所での利用者との面談の音声データがそのまま、自治体ごとに異なる様式に合わせた報告書として出力される環境を提供することで、事業所での利用者の個別のケアに掛ける時間を増やすことに貢献している。
活動に至る経緯・活動に対する思い
・田中さんは、幼少期に肺動脈弁狭窄症と診断され、日常生活にはほぼ支障はないものの、「死」を身近なものと感じて成長してきた。大学生時代の身近な友人の自殺未遂をきっかけに、ヘルスケア分野へ進み、仕事をしながら精神保健福祉の大学院に通い、在学中に起業。精神保健福祉士の国家資格も取得した。
・統合失調症当事者の「かけるんさん」との出会いを通じて、手作業中心の仕事になりやすい就労継続支援B型事業所の現状を知り、事業所へのパソコンの導入と福祉DXの可能性を追求するようになった。
・事業を行うチームメンバーがそれぞれ得意分野で輝けるように、組織の一番下で支える「サーバント型リーダー」だと、自分の事を考えている。
・誰もが、障害があったりつらい境遇にあったりしても自分らしい生き方を追求できる社会を実現していきたい。
将来像
・将来は障害福祉業界に福祉DXによる効率化と個別のケアへの資源のシフトをもっと実現していきたい。
・今後も社会に最も貢献できることに挑戦していく。
いむら まゆ
猪村 真由
一般社団法人Child Play Lab. 代表理事
1999年生まれ
「小児がんなど病気の子どもを『あそび』を通じて支援する」
活動内容
・「その子らしい『生きる』をあそびから」
・全ての子どもが疾患や療養環境にかかわらず、自分を信じて「自分らしい人生」を歩めるように―非営利徹底型の一般社団法人Child Play Lab.を立ち上げ、在宅期に特化した「あそびx心理」の伴走支援『アドベンチャーASSIST』を展開している。
・2024年には入院中の子ども達に届ける遊びのキット『アドベンチャーBOX』事業を実施し、その過程で177名の子どもと出会ってきた。その実践から、退院後の暮らしのなかで、あそびや人とのつながりを通じた心理的支援が決定的に不足している現状が浮かび上がり、2025年からは現在の在宅期伴走型プログラムへとピボットした。
・『アドベンチャーASSIST』では、小児のあそび・心理支援を専門とするChild Life Specialist(CLS)/Hospital Play Specialist(HPS)などのスタッフが、訪問・オンライン・チャットを組み合わせて関わる。その子の「好き」や「やってみたい」を起点にあそびや学びの時間をデザインしつつ、病気の受け止めや治療選択、学校生活や社会参加に関する意思決定にも寄り添い、退院直後から学校復帰までの「狭間の時間」を切れ目無く支えている。
活動に至る経緯・活動に対する思い
・小学生の時、友人が小児がんと闘いながら「学校に行きたい」と義足での登校に挑み続ける姿を間近に見たことが、すべての原点である。「目標や願いが、生きる力になりうる」という実感が胸に残り、その過程をそばで支えられるおとなになりたいと考えて看護学部に進学した。
・一方で看護実習を通じて、医療現場ではどうしても「治療」が中心となり、子どもの強みや「その子らしさ」に光を当てる関わりが十分に行き届いていない現実にも直面した。そこで、コミュニティナースとしてのインターンや海外小児病院の視察を重ねる他、英国由来のHPSの資格を学び、「あそびの力」を軸に子どもと家族に伴走する場を自らつくろうと決意した。
・自身も高校時代には学校を休みがちだった経験をしている。その際、担任教師からかけられた「あなたが顔を見せに来てくれるだけで、それだけで先生は嬉しいのよ」という言葉は、「何か出来るから」ではなく「存在そのもの」を受け止めてもらえた体験として深く残っている。この記憶が、「どんな環境にいる子どもも、ありのままで愛されてよい大切な存在だ」というメッセージを伝え続けたいという現在の活動の、大きな原動力となっている。
将来像
・必要な資金やしくみづくりにも目を配りながら、まず年間2,000人の小児がんの子どもたちに支援を届けることを中期的な目標とし、その先には慢性疾患などすべての病気と共に生きている約2万人の子どもたちにも繋がりの輪を広げていきたいと考えている。そのために「あそびx心理」の専門性を持つ人材を育成・増員し、国内に約30ある小児専門病院などでの雇用創出とネットワーク化を実現することを目指している。
・ゆくゆくは医療現場だけにとどまらず、災害現場や児童養護施設など「子どもの遊びと安全が損なわれやすい場所」にも、あそびの専門職が当たり前に存在する社会を作りたい。病気や環境によって子どもの「あそぶ権利」や「自分らしくいられる時間」が奪われないように、Child Play Lab.として、あそびから生きるを創造する新しい支援のかたちを広げていく。子どもの存在が肯定され、その子らしい人生を自ら切り開いていける土壌を社会の中に根づかせていきたい。
なかもり つよし
中森 剛志
中森農産株式会社 代表取締役
1988年生まれ
「危機を迎える団塊世代の農業を継承し食料安全保障を確立する」
活動内容
・農業への新規参入者の1%しか取り組まない米、麦などの穀物生産に特化し、団塊世代の農業を継承し、食料安全保障の確立を目指している。埼玉、栃木、島根、山口の各県に合計330ヘクタールの農場を展開。
・首都圏に集まってくる若者を加須市で育成して各地の農場へリーダーとして送り出している。
・多様な気候と土壌と水をもつ日本の農地の特性に対して、AIによるスマート農業を導入して長年の経験を積み重ねた熟練者の知見と現場のデータを組み合わせて、最適な生産計画を実現。
活動に至る経緯・活動に対する思い
・ミレニアム世代で、環境教育を受けた中学生の頃から食料問題に関心を持っていた。大学生の時には世界の農業問題に貢献したいという思いから世界学生フォーラムにも参加した。また、東日本大震災の被災地支援の活動から、農村のレジリエンスを認識し「有事の時に人間を守れるのは農村」という思いを抱いた。
・2014年に加須市に移住して研修を開始。2017年に創業。
・ずっと農業を支えてきた団塊世代が後期高齢者となり、物理的に農業が続けられなくなる「2025年問題」と言われる年を迎えている。現在毎年3万ヘクタールの農地が失われており、2050年までに約150万ヘクタールの農地が失われると推計されている。
・農地の承継は、熟練農業者の思いを尊重しながら進める必要がある難しい課題だが、食料安全保障の確立という高い目標があるからこそ粘り強く取り組んでいる。
・「農業がもたらす価値を最大化し、人々の食を守り抜く」を会社の経営理念として掲げている。
将来像
・日本農業の生産能力を高め、未来永劫継承する。
・2050年までに10万ヘクタール規模の水田を集約化し、日本の食料安全保障に直接貢献する。
いちかわ かな
市川 加奈
株式会社Relight 代表取締役
1993年生まれ
「ホームレスなど貧困状態にある方に家と仕事を提供する」
活動内容
・ホームレスや様々な貧困状態にある人の中には「働いて生活を立て直したい」という思いを持っている人がいる。そうした思いを生かそうと、2019年に「いえとしごと」という人材紹介事業を立ち上げた。携帯、身分証明書、現住所が無い人にも寮付きの仕事が紹介できる。また、緊急連絡先がないなどの理由で入居審査が通りにくい人向けの「コシツ」という事業も開始。
・継続的にサポートし、身分証取得支援、借金の洗い出し、返済計画立案、自己破産や債務整理の相談などにも乗っている。
・今までに就職支援では1000人以上が就職し、住居支援は43人が入居している。利用者は想定していた50代(就職氷河期世代)より若い、20代30代が多かった。
活動に至る経緯・活動に対する思い
・東京都の山奥で育ったが、高校生になり立川に出てくるようになり、ホームレスの存在を知り、「日本の綻びを知った」思いを抱いた。大学時代には国内外の貧困問題を学び、新宿西口の様子も目にし、ホームレス問題に取り組む決心をした。
・ボーダーレス・ジャパン社に入社し、バングラデシュの革製品事業開発や精神疾患、発達障害の人が働く国内工場の立ち上げに携わる。ホームレス状態の人の中にも精神疾患の方がいるため、そうした経験を積んだ。入社4年目で起業を決意し、ホームレス問題をテーマにした事業を開始した。
・路上生活者は減少傾向だが、不安定な雇用や住居状況の人が増加し、貧困問題は複雑化している。「見えない」ホームレス問題という課題意識をもって事業に取り組んだ。
・支援対象者とのコミュニケーションが難しく信頼関係構築に時間が掛かるといった困難がある一方、ホームレス状態の方たちには人間味があり、気持ちとしては「推し活」。ホームレス状態の人たちを安定させたい、笑顔にしたいという思いで続けてきた。
将来像
・新たに設立したNPOを通じて、若者が貧困に陥るのを未然に防ぐ金融リテラシー教育を提供していきたい。
・より長期的に支援を継続していく視点から、介護等を利用していない単身高齢者向けの地域食堂づくり、日常の見守りや大家・地域包括等と連携した見守りと緩やかなつながりのサービスを展開したい。
ほしの たつろう
星野 達郎
株式会社NIJIN 代表取締役社長
1990年生まれ
「メタバースを活用したオルタナティブスクールを運営し不登校問題を解決する」
活動内容
・35万人いると言われる不登校の問題を解決し、日本の義務教育のあり方を変えるべく、「NIJINアカデミー:オルタナティブスクール小中一貫校」を2023年に運営開始。
・メタバースを活用して、おうちという心理的に安全な場所で教育を受けることを可能にした。
・現在600名が在籍し、小学校1年から中学校3年までの異年齢で構成する8人制の学級に1人の担任をつけて、手厚いケアを実現している。多数の応募から厳選された(合格率2%)教師が、子どもたちの個性を輝かせようと日々努力している。
・トップ教師による月80コマに及ぶリアルタイム授業を提供し、AIを活用したドリルで個別の最適化学習を実現。在籍校と連携し、出席認定率は97%。
・企業とも連携し、キャリアワークショップやアントレプレナー教育も行っている。学園祭には4000人が参加した。
活動に至る経緯・活動に対する思い
・自分にも不登校経験があり、自信がないタイプだったが、JICA海外協力隊でグアテマラで活動した経験が転機となった。その後教職に就いたが、学校で自分を出せない子どもにたくさん出会い、不登校問題の本質は同質性、基準性、非選択性を持つ学校そのものであると考えた。
・不登校の姉弟と出会い、その子たちが学校外では明るく、可能性を見せる子たちだったことを発見したことがオルタナティブスクールを思い立ったきっかけ。
・学校に合わないからこそ、新しい時代に輝く才能を持つ子どもがいるんだと、多様性、主体性、選択性を重視した新しい教育モデルへの変革を提案し、現在はメタバースを本校舎として全国に33のリアルキャンパスを運営している。
将来像
・3年後には全小中学生を対象とした学びの選択肢を提供したい。学校の授業時間に参入する新しい教育市場の実現を目指す。
・2033年には、3万人の生徒達にメタバース教育を提供し、全国の子育て世代に希望と安心を届けていきたい。
認定NPO法人ブリッジフォースマイル
理事長 林 恵子
第4回ユースリーダー支援賞(団体部門)受賞(2013年)
「児童養護を巣立つ子どもの自立支援と社会への架け橋づくり」
受賞後の活動
・2004年の設立以来、児童養護施設を巣立つ子どもたちへ「巣立ちプロジェクト」を実施、仕事の体験ができる「ジョブプラクティス」、巣立ち後の孤立を防ぐ集まり「アトモプロジェクト」など、様々なプログラムを運営してきた。
・2024年に改正児童福祉法に基づき社会的養護自立支援拠点事業が施行され、支援対象が今まで公的支援につながる機会がなかった「親を頼れない子どたち」に広がったことから、ブリッジフォースマイルは「LINE相談」や「ショートステイ」などの新たな事業を立ち上げた。
・また社会啓発活動として、当事者の声を地域・企業・学校などあらゆるコミュニティにワークショップの形で届ける「コエール」や、ボランティアに対する「スキルアップ研修」を実施するなど、一人でも多くの方に子ども達を支える仲間になってもらう活動をしている。
・受賞した2013年には300人台だったプログラム利用者数が2024年には2175人となり、ブリッジフォースマイルに登録しているボランティアの人数も、同時期に300人から577人まで増えた。
・団体からのメッセージ:「私たちは、親を頼れない子どもたちが、巣立ちの際に直面する『安心の格差』と『希望の格差』を乗り越えて明るい未来を描ける社会の実現を目指していきます。」
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