「第32回異業種交流研修会」を、1月20日(月)日本青年館ホテルで開催いたしました。
講師には、公益財団法人フォーリン・プレスセンター理事長の、赤阪清隆氏をお迎えし、
外務省で数々の国際機関でご活躍された外交官としての目から見たいまの日本。
とりわけ、わが国の若い世代のもつ意識について、その実態と、これから期待することなどを、
熱く語っていただきました。
当日は、会場満席の中で講演後の質問も多く出て、最後まで熱気あふれる講演会となりました。
その中には、当協会の海外研修(GET)に参加した高校生や大学生も参加。
交流会場でも講師や、企業関係の方々と会話を交わし、大きな刺激を受けていました。
(講演要約)
『これからの世界と日本の若者 ~不確実な時代をどう生きるか』
1.これからの世界は「VUCA(Volantility(変動性)・Uncertanity(不確実性)・Complexity(複雑性)・
Ambiguity(曖昧性)」すなわち不安定で不確実な将来。
2.日本は特に「VUCA」への対応能力が弱い。
3.日本の将来のためには、世界で活躍するグローバル人材が求められる。
4.グローバルに働くことの魅力は大きい。(仕事の充足感・生きがい・多様な視野・社交力・高い報酬・
職場環境など)
5.しかし海外留学や海外で働く意欲が極めて低い。
6.自分自身や国の将来に対する意識も、各国よりもはるかに低い。
7.そこでどうすれば人材は育つか。
①強い好奇心 ②コミュニケーション能力 ③英語能力 ④海外留学 ⑤自分自身に自信 ⑥使命感
8.その中で英語を学ぶには、「You Tube」を勧める。
9.そして何より、少しでも社会を変えたいと思う強い使命感を持つことだ、と氏は説いています。
講演会の後は会場を変えて交流会に。
終了時間の最後まで、会話の弾んだ研修会となりました。