◆国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)が、科学技術の学びを通して日本とアジアの若者同士の交流を深めることを目的として行っている「さくらサイエンスプラン」のサポートを受けて、10月1日(月)から10月7日(月)までの1週間、中国・西安から高校生15名(男子8名・女子7名)に引率者3名の合計18名の研修生が来日し、各種研究施設や展示館の見学、さらには大型工場の見学や研究機関でのレクチャーなどを体験しました。
◆今回は4つの高校から参加学生15名が選抜され、中には1000名の生徒の中から選ばれた5名が、今回の研修に参加した高校もあるなど、大変優秀なメンバーの集まりでした。
5日目には、品川女子学院の協力を得て高校生同士の交流が行われ、その中で、中国では珍しい(ほとんど行われていない)課外活動(部活)に、みんな大きな関心を寄せていました。
◆6日目の修了式では参加者からひとりづつ研修の感想が発表され、「すごくためになった」という声が多く、また「日本の清潔感や人々のマナーなど、見習うべきところが多かった」「環境にとても配慮されている」などの感想があり、一方で、「高校生との交流の機会がとても良かった。もっと増やしてほしい」という要望もありました。
全員、日本が初めてという高校生ばかりで、今回の研修できっと日本を大好きになってくれたことでしょう。
◆来日(1日)の直前まで台風の接近があり、台風の経験が少ない中国の保護者の方々からは、心配の声も寄せられましたが、台風一過の青空のもと羽田に到着出来てホッとひと安心。研修期間中は天気にも恵まれました。
国慶節に合わせて今回の研修が組まれたため、中国からの観光客も多く、帰国の際は羽田空港での混雑を警戒して早めに空港入り。それでも意外に空港は混雑もなくスムーズにチェックイン出来て無事帰国の途に就きました。